■ワークショップ

双身機関では、公演以外にも、活動の成果を広く一般の人に還元するため、

様々なワークショップを定期的に開催しています。

 

主なプログラムは、双身機関主宰・寂光根隅的父による俳優向けワークショップを初め、

元・演劇実験室◎天井棧敷の高田恵篤氏や、元・安部公房スタジオの佐藤正文氏を招いての俳優向/一般ワークショップ、

大野一雄、土方巽と並び舞踏を代表するアーチストの笠井叡氏による舞踏ワークショップがあります。

 


■第9回能楽自主稽古会

 

2009年以来、年1回行っている宇高竜成・能楽ワークショップのおさらい会を立ち上げました。

宇高師の教えを参加者自身が復習し、深め、次年度のワークショップにつなげるのが狙いです。

 

現在は、難曲「砧」を参加者各々が自分のものにしようと奮闘しています!

 

日時:平成30年11月27日(火)19:00~22:00

場所:道徳ハウス(名古屋市南区豊田1-18-4 名鉄常滑線「道徳駅」徒歩3分)

定員:10名

参加費:1,000円

 

これまでのワークショップに未参加の方も歓迎です。

お能に興味がある方、一度触れてみたい方、動機は様々で大丈夫。

どうぞお気軽にご参加下さい!

 

◆faceBookイベントページ

https://www.facebook.com/events/295362194649673/


安部公房のシステムによる演劇ワークショップvol.12

 

05年より定期的に開催し好評を頂いております「安部公房のシステムによる演劇ワークショップ」を2年ぶりに開催します。 

感情の説明としての演技から存在の演技へ。舞台上に立つというのはどういうことなのか?
目からウロコがこぼれます。
また、人間の生理の意外性、不条理さを体験し、人生の奥行きが深まること請け合いです。 

昨年は自主稽古会として行いましたが、今年は講師の体調も回復し、満を持しての開催です!!
定員は20名、お早めに! 

■日時   
2018年4月28日(土)PM1:00~5:00
       29日(日)PM1:00~5:00
        30日(月・祝)PM1:00~5:00

■場所 名古屋市演劇練習館アクテノン(名古屋市中村区稲葉地町一丁目47番地)
(地下鉄東山線「中村公園」駅下車 徒歩10分)    

■講師 佐藤正文(元安部公房スタジオ)

■参加費
¥14,000(1日参加 ¥5,000)※通し参加者優先

■定員 20名

■持ち物 動きやすい服装、筆記用具(靴は特に必要ありません)

■主催 双身機関

■申込先 090-1625-6425(ジャコウ) info@soushinkikan.org


演劇というアートの素材である俳優は、虚構の空間に確乎として《存在》するのが役目です。《存在》できないと、俳優は《説明》の演技に頼ることになります。戯曲の内容や人物を説明するために行う演技は、演劇の魅力を半減させてしまいます。
このワークショップは、安部公房システムに存在する「ニュートラル」「生理的アプローチ」などのキーワードを手がかりに、《存在》の演技を体験し、真の演技術に触れていただこうというのが狙いです。
佐藤正文

 

 

■佐藤正文(さとうまさふみ)

桐朋学園大学演劇専攻科卒業。劇団俳優座を経て安部公房スタジオ設立に参加。1996年米国コロンビア大学で開催された安部公房シンポジウムに於いて、安部公房の演技システムを紹介。1997年シンポジウム・安部公房「演劇の仕事」及びワークショップ「安部システム」を旧メンバーとともに主催。日本大学芸術学部演劇科講師。演技実習及び演劇特殊研究《安部公房システム》を担当。私塾A.T.ラボを主宰し、2004年シアターX主催ギィ・フォワシイ演劇コンクールで最優秀賞を受賞。

 

 



宇高竜成・能楽ワークショップvol.10

 

能は世界最古の舞台芸術として700年の間、日本の文化と日本人の中で生き続けてきました。
その表現方法は、古くからの「型」にしばられています。ですが、皆さんが使っている言葉の様に、習得して表現する事で、
他の誰でもない自分自身を表現する事ができます。
オリジナリティとは、習得し表現する人それぞれのプロセス(道)にあるのだと思います。 

日本独特の“「型」にはまった時のオリジナリティ”を是非一度体験してみて下さい。

主催:双身機関  

[日時]2018年7月20日(金)19:00-22:00
           21日(土)13:00-17:00
           22日(日)13:00-17:00

 

[会場]名古屋市演劇練習館アクテノン(名古屋市中村区稲葉地1丁目47 地下鉄東山線「中村公園」駅徒歩10分)

 

[講師]宇髙竜成

 

[定員]15名(通し参加優先)

 

[参加費]通し参加8,000円、1日参加3,000円(通し参加優先)

 

[申込・問合わせ]090-1625-6425(ジャコウ)  info@soushinkikan.org


 宇髙 竜成(うだか たつしげ) 
金剛流 能楽師 
昭和56年12月21日生まれ 
先代及び当代金剛宗家、父・通成に師事。3歳の時、子方で初舞台を踏む。子方時代を経て、平成五年に「猩々」で初シテを勤める。平成10年京都能楽養成会に入会。以降、毎年能のシテを務めるなどして能楽師の活動をしながら、平成12年に立命館大学に入学、平成16年に立命館大学文学部を卒業。同年9月に「石橋」を披く。以降、能楽の難しいイメージを払拭すべく、初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を定期的に行い、2007年欧州公演ではパリに於いて、2008年には、アトリエ劇研より「日韓交流ゼミ」で韓国に赴き、能楽ワークショップを行った。 
そのほか、アトリエ劇研「アクターズラボ」講師として能楽を教えるなど広く能楽の普及活動を行う。 
公式ホームページ  http://www.tatsushige3.com/

宇髙 竜成(うだか たつしげ) 
金剛流 能楽師 
昭和56年12月21日生まれ 
先代及び当代金剛宗家、父・通成に師事。3歳の時、子方で初舞台を踏む。子方時代を経て、平成五年に「猩々」で初シテを勤める。平成10年京都能楽養成会に入会。以降、毎年能のシテを務めるなどして能楽師の活動をしながら、平成12年に立命館大学に入学、平成16年に立命館大学文学部を卒業。同年9月に「石橋」を披く。以降、能楽の難しいイメージを払拭すべく、初心者にもわかりやすく楽しめる「能楽ワークショップ」を定期的に行い、2007年欧州公演ではパリに於いて、2008年には、アトリエ劇研より「日韓交流ゼミ」で韓国に赴き、能楽ワークショップを行った。 
そのほか、アトリエ劇研「アクターズラボ」講師として能楽を教えるなど広く能楽の普及活動を行う。 
公式ホームページ  http://www.tatsushige3.com/



笠井叡ワークショップ・ダンスイマジネーションⅩⅩ

 

双身機関では、身体を根本から問い直し、呼吸やイメージから未知のダンスを創り出す笠井氏の作業に共鳴し、またそのエッセンスを自らの表現に取り込むべく97年よりワークショップを開催してきました。氏曰く、「かつて魚が陸に上がったごとく、生命体の新たな進化の中にダンスを位置づけたい」。演劇やダンスに限らずあらゆる表現に関心をお持ちの方、どうぞ奮ってご参加ください。

■日時   
2018年
8月18日(土) PM2:30-PM5:00/PM7:00-PM9:30
8月19日(日) AM10:00-PM0:30/PM2:30-PM5:00

■場所 未定  

■参加費
¥14,000(1単元のみの参加 ¥5,000)※通し参加者優先

■定員 20名

■主催 双身機関 

■申込先 090-1625-6425(ジャコウ)  info@soushinkikan.org



笠井 叡(かさいあきら)
1943年、三重県生まれ。モダンダンス・バレエを学んだ後、故・土方巽、大野一雄らと舞踏草創期を共にし、「犠儀」、「バラ色ダンス」などに出演。1967年よりソロ活動を開始し、独創的な作品の数々を発表。1971年天使館設立、1979年渡独し、舞踏・ダンスとオイリュトミーの関わりを探求する。帰国後は言葉やイマジネーションと身体の、結合と離反をテーマに公演活動を展開、また最近は木佐貫邦子、伊藤キム、麿赤児らとのコラボレーションやBATIKなどへの振付も精力的に手掛ける。2013年度には文化選奨文部科学大臣賞を受賞。



———— これまでの実施例 (一部) ————— 

 

<高田恵篤演劇ワークショップ>

 

−講師プロフィール−

60年代~80年代にかけて演劇シーンをリードし続けた演劇実験室◎天井棧敷。

その表現方法を学ぶため天井棧敷出身の俳優高田恵篤氏を招き、身体訓練の方法、演技術を体験。

 

●第一回 1996年8月15日~18日

(4日間、20時間)

俳優としての基本的な肉体訓練、身体による表現方法を考察。

●第二回 1997年8月14日~17日 

(4日間、20時間)

演劇はモノローグでなく他の俳優との、または観客、空間等とのダイアローグで成り立つという観点から、身体表現を考察。

シーン作りに発展させた。

●第三回 1998年9月3日~6日

(4日間、20時間)

第二回に引き続き他者との関わりを考え、台本を使い台詞と身体両面から表現方法を探る。

*このワークショップはその集大成として2000年1月の七ツ寺プロデュース 「レミング」 (高田恵篤演出) 公演へと発展しました。

●第四回 2002年4月5日~7日 

(3日間、11時間) 

アスベスト館でのワークショップ講師や、イギリスの演出家、サイモン・マクバーニーとの

共同作業を通じ、飛躍的に幅を拡げた高田恵篤の現在が余す所なく反映。

「レミング」に続く作品創りに、無限の可能性を感じさせるものでした。

●第五回 2002年4月5日~7日

(3日間、11時間)

演劇を物理的な関係性において考えるとどうなるか

人と人とがイメージではなく実際の距離感覚の中で「関係性」を文字通り体感するワークショップ。

ライヴで舞台を観るという意義さえも感じられるような大変興味深いワークショップとなりました。

 

<笠井叡ダンスワークショップ>

 

−講師プロフィール−

大野一雄、土方巽と並び舞踏を代表するアーチストの笠井叡氏によるワークショップ。

その時々に講師がこだわっている表現方法を受講者とともに体現し、学び、 実験研究する場として成立。

ダンスシーンの最先端と言っても過言ではない磁場が名古屋に年1回生まれています。

 

●第一回1997年4月12日~13日

(2日間、10時間)

●第二回1998年3月14日~15日

(2日間、10時間)

●第三回1999年6月26日~27日

(2日間、10時間)

●第四回2000年4月22日~23日

(2日間、10時間)

●第五回2001年5月5日~6日

(2日間、10時間)

●第六回2002年5月25日~26日

 

<元藤燁子舞踏講座> 

舞踏の創生期をその創始者土方巽とともに歩み、舞踏家、振付家として活躍した故・元藤燁子氏によるワークショップ。

 

●第一回1998年4月18日~19日」

(2日間、6時間)

●第二回1999年9月10日間~11日

(2日間、6時間)

●第三回2000年9月15日間~17日

(2日間、6時間)

※土方巽ビデオ上映会も同時開催

—— このほかに、身体にこだわり、その可能性をさぐるため、

 インド舞踊ワークショップ、竹の内淳氏、工藤丈輝氏による舞踏ワークショップ等も開催しています。